サービスの内容は説明できる。実際に人に話すときは困らない。それなのに、Webサイトに載せる紹介文を書こうとすると、途中で止まってしまう。書いてみても、なんだか説明書のようになってしまう。
こうなる理由のひとつは、順番を決める前に書き始めているからです。話すときは相手の反応で順番が決まりますが、文章では自分で決めなければなりません。
まず決めたいのは、読む人がどの段階にいるかです。サービスの存在を知らない人に向けて書くのか、すでに検討していて比較している人に向けて書くのか。この二つでは、最初に書くことが変わります。
知らない人に向けるなら、最初に必要なのは「これは自分に関係があるか」の答えです。どんな困りごとを扱っているのかを先に書きます。検討している人に向けるなら、最初に必要なのは「他とどう違うか」です。内容の説明より、範囲と条件を先に書きます。
次に決めたいのは、長さです。紹介文は、一種類では足りないことが多いです。トップページに載せる短いもの、詳細ページに載せる長いもの、SNSのプロフィールに入る短いもの。同じ内容でも、場所によって必要な長さが違います。
このとき、長い文章を削って短くするより、短いものから書くほうが早く進みます。短く書くと、いちばん言いたいことが自然に残ります。それを軸にして、詳しい説明を足していけば長い版になります。
書いてみて説明書のようになってしまう場合は、主語を見直してみてください。「当社は〜します」が続くと説明書になります。「〜という状態の方に」「〜が減ります」と、読む人の側から書くと、同じ内容でも読みやすくなります。
最後に、書き終えたら一度声に出して読んでみてください。自分の話し方と離れているところは、たいてい固くなっています。そこを話し言葉に近づけると、無理のない文章になります。
まずは40字程度の短い紹介文をひとつ書いてみてください。そこから広げるほうが、長い文章と向き合うより進みます。
理路のサービス紹介文づくりでは、伺った内容から短文・中文・長文の三つを作成し、掲載先に応じて使い分けられる形でお渡ししています。
