サービス紹介文を書こうと机に向かって、最初の一文で止まってしまう。書いては消してを繰り返して、結局あとまわしになる。紹介文づくりでは、そんなことがよく起こります。今回は、書き始める前に決めておくと迷いが減る、三つのことを書いてみます。
紹介文がうまく書けないのは、文章力の問題ではないことが多いです。書く前に決めておくことが、まだ残っているだけ、ということがあります。
一つ目は、「誰に読んでもらう文章か」です。
紹介文は、できるだけ多くの人に向けて書きたくなります。ただ、読む人の顔がぼんやりしたまま書くと、言葉もぼんやりしやすくなります。たとえば、初めてサイトに来た人なのか、すでに一度会ったことのある人なのか、紹介されて見に来た人なのか。読む人が少し具体的になるだけで、選ぶ言葉は変わってきます。
二つ目は、「どこに載せる文章か」です。
同じサービスの紹介でも、トップページの冒頭に置く一文と、詳細ページでじっくり読んでもらう文章では、必要な長さも温度も違います。載せる場所が決まると、そこに合う分量が決まり、分量が決まると、削るべきことと残すべきことが見えてきます。場所を決めずに書き始めると、どこにも収まりのわるい、中途半端な長さの文章になりやすいです。
三つ目は、「読んだ人に、どうしてほしいか」です。
紹介文の終わりで、読んだ人に何をしてもらえたらうれしいのか。問い合わせなのか、他のページを見てもらうことなのか、まず名前を覚えてもらうことなのか。ゴールがひとつ決まっていると、文章の順番はそこへ向かって自然に整っていきます。逆に、ゴールが複数あると、文章はどうしても長く、複雑になっていきます。
この三つは、書きながら考えることもできます。ただ、書く前に一行ずつでもメモしておくと、途中で迷ったときに戻る場所ができます。書き直しの回数も、ぐっと減ることが多いです。
紹介文を書く前に、誰に、どこで、何をしてもらいたいか。まずこの三つを、短くメモしてみてください。
理路では、Webサイトや案内文にそのまま載せられる紹介文を、掲載先に合わせた長さで整えてお渡ししています。
