写真も文章もそれぞれ悪くないのに、ページ全体を見ると落ち着かない。そう感じることがあります。多くの場合、原因は写真と言葉の温度が合っていないことです。
温度とは、明るさや距離感のことです。写真が明るく元気な印象なのに、文章が落ち着いた敬語で書かれている。あるいは逆に、写真は静かなのに、文章に勢いがある。それぞれ良くても、並ぶとどちらが本当かわからなくなります。
そろえるには、先にどちらかを基準に決めます。おすすめは文章です。文章は事業の性格をそのまま反映しているので、あとから変えにくいものです。文章の温度に合わせて、写真を選び直すほうが早く進みます。
写真の温度は、三つで判断できます。色の暖かさ、明るさ、そして人が写っているかどうかです。暖色寄りで明るいと親しみやすく、寒色寄りで暗いと落ち着きます。人が写っていると距離が近くなり、物だけだと少し離れます。
文章が落ち着いた敬語なら、暖色寄りでやや明るく、人は写っていないか手元だけ。文章が話し言葉に近いなら、人が写っているほうが自然です。この組み合わせを外すと、違和感が出ます。
もうひとつ効くのは、写真の枚数を減らすことです。温度の違う写真が並ぶと、そろえる作業が難しくなります。良い写真が三枚あるなら、迷って十枚載せるより、三枚に絞るほうが整います。
写真がまだ用意できていない場合、無理に借りてこなくて大丈夫です。文章と余白だけで成立するページはつくれます。温度の合わない写真を入れるほうが、印象を損ねます。
いまのページから写真を一枚選び、その横の文章を声に出して読んでみてください。ずれていると感じたら、写真を替えるか、文章を寄せるかのどちらかです。
理路のトップページ改善提案では、写真の選び方も含めて、いまのページをどう整え直せるかをまとめてお渡ししています。
