投稿しようとアプリを開いたのに、何も書けないまま閉じてしまう。数日あけて、また同じことを繰り返す。発信を続けようとすると、そんなことがよく起こります。今回は、投稿のネタをその場で探さなくてすむ、発信テーマの持ち方を書いてみます。

ネタが出てこないのは、書くことがないからではなく、書くことの置き場所が決まっていないからだと感じています。頭の中には材料があっても、整理されていないと、いざというときに取り出せません。

おすすめしたいのは、発信のテーマを「柱」として、先に三つほど決めておくことです。

たとえば、仕事で大切にしている考え方を伝える柱。日々の現場や作業の様子を見せる柱。お客様がよく迷うことに答える柱。このくらいの大きさで持っておくと、日々の出来事をどの柱に入れるかで考えられるようになります。

柱があると、投稿の前に迷う時間が減ります。「今日は何を書こう」ではなく、「今日はどの柱から書こう」に変わるからです。選択肢が三つまで絞られているだけで、書き始めるまでの距離はかなり短くなります。

また、柱は投稿のばらつきも防いでくれます。思いつきで書き続けると、投稿の雰囲気が回ごとに変わって、何の発信をしている人なのかが伝わりにくくなります。柱の中で書いていると、内容は変わっても、軸は同じに見えます。この「軸が同じに見える」ことが、発信では信頼につながっていきます。

売り込みが苦手な方にも、柱は役に立ちます。サービスの案内は柱のひとつに任せて、残りの柱では売らない、と決めておけるからです。全体として売り込みの割合が下がるので、案内の投稿も自然に受け取ってもらいやすくなります。

柱は、最初から完璧に決めなくて大丈夫です。三か月ほど運用してみて、書きやすい柱と書きにくい柱がわかってきたら、入れ替えれば十分です。

投稿のたびに迷ってしまう方は、まず自分の発信の柱を三つ、紙に書き出してみてください。

理路では、発信の柱と続けやすいテーマを整理し、具体的な投稿のたねと例文の形でお渡ししています。