サイトの文章を直したものの、よくなったのかどうかが分からない。アクセス数を見ても、大きく変わった様子はない。手を入れたあとに、この静けさが続くと不安になります。今回は、言葉を整えたあと、何を見て判断するかについて書きます。

アクセス数は、すぐには動かない

はじめに知っておきたいのは、文章を直しても、来る人の数はしばらく変わらないということです。

検索から来る人の数が動くには、時間がかかります。検索する人の側の事情もありますし、ページが読み直されるまでの間もあります。直した翌週に数字を見ても、たいていは何も起きていません。ここで焦って、また文章を変えてしまうのが、いちばんもったいない動き方です。

言葉を整えて最初に効くのは、来る人の数ではなく、来た人の受け取り方のほうです。

先に変わるのは、問い合わせの中身

数より先に動くのは、問い合わせの内容です。

たとえば、料金を聞くだけの連絡が減って、相談したい内容が具体的に書かれた連絡が増える。「こういうこともお願いできますか」という確認が減る。最初のやりとりの往復回数が少なくなる。こうした変化は、件数が変わらなくても起こります。

言葉を変えて最初に変わるのは、来る人の数ではなく、来る人の質問です。

ですから、直したあとしばらくは、件数ではなく、届いた文面を読み返してみてください。同じ数でも、中身が変わっていれば、それは効いています。

三か月は、変えずに置く

判断のためには、置いておく期間が要ります。目安としては三か月です。

その間に何度も直してしまうと、何が効いたのかが分からなくなります。気になる箇所が出てきたら、直さずに書き留めておいて、三か月後にまとめて手を入れる。このやり方のほうが、結果的に早く整います。

ただし、明らかな間違いや、古い情報はすぐに直して構いません。置いておくのは、良し悪しを判断したい部分だけです。

そのためには、いつ何を直したかを一行だけ書き留めておくと役に立ちます。三か月後に見返したとき、記憶だけでは前の状態を思い出せないからです。日付と、直した場所と、なぜ直したか。この三つがあれば、次に手を入れるときの判断も早くなります。

数字より前に見える兆し

数字が動く前に、いくつか兆しが見えることがあります。

たとえば、紹介してくれた人が、こちらの説明と同じ言い方で紹介してくれるようになる。初めて会った人が、サイトに書いてあったことを覚えている。断るときに、こちらから理由を長く説明しなくてよくなる。どれも数字には出ませんが、言葉が伝わり始めた合図です。

直したあとに不安になったら、数字を開く前に、この一か月に届いた問い合わせを読み返してみてください。変わり始めているかどうかは、たいていそこに出ています。

整えた言葉をどう使い続けるかまで含めて考えたいときは、一度整理の場を持つ方法もあります。理路のブランド整理診断では、その後の使い方も含めてお渡ししています。